Spirit in Physics · Chapter 3

Chapter 03 — チーム・シュワ

Morning Assembly / Kaede & Yatagarasu / Hibiki & the Unnamed / The Outlier / Evening Walk / The Sprout

上からのワイドショット。デスクが四つ。Kaedeは自分の席に、Yatagarasuが肩に止まる——黒く、鋭い目、コンパクト。Hibikiは自分の席に、名前のないエージェントがターミナルの横にかすかな幾何学的存在として浮かぶ。Tamakiが到着し、Neiがそばに。背の高い窓から朝の光が差し込み、下に運河が見える。三組の関係を一枚で見せる。

事務所。三日目。

デスクのKaede。プロフェッショナルで落ち着いている。Yatagarasuに話しかける——外科医が器械出し看護師に話すように。明確で温かい、でも線がある。Yatagarasuが即座に応答し、データを投影する。効率的、信頼され、境界がある。

楓さんのは「八咫烏」と呼ばれている。名前、でも機能。
八咫烏。第7セクターの地区マップを出して。先月の異常レポートとクロス参照。

Kaedeのデスクのクローズアップ。お茶が一杯。一つだけ。モニターの横にYatagarasuが止まる。プロフェッショナルな距離が、デスク上のオブジェクトの配置の幾何学に表れている。

明確な指示を出す。八咫烏は効率的に応答する。温かさはある——でも線がある。意見を聞かない。カップも置かない。

p.2の見開き右側。Yatagarasuが投影する地区マップとデータが空間に広がり、見開きとして左頁から一続きに流れる。Kaedeと八咫烏のペアが事務所の中で完結した一つの島として描かれる。観察者Neiの視点を引きで受ける。

意見を聞かない。カップも置かない。

ワークステーションのHibiki。エージェントは画面の横にかすかな幾何学格子——顔もなく、形もなく、個性もない。Hibikiは優しい——うまくいくと「よし」と言う、良い道具に感謝するように。でも名前はない、人格もない。純粋なツール。

響さんのエージェントには名前がない。「それ」と呼ばれている。
分析を実行。
よし。次。

エージェントの近くに浮かぶHibikiの手のクローズアップ——触れない、話しかけない。エージェントはデータ。手はただ次のファイルに伸びている。

彼は優しい。うまくいくと感謝する。よくできた楽器に感謝するように。

p.4の見開き右側。無名エージェントの幾何学格子が薄く空間へ展開し、Hibikiの黙々とした作業が一続きの見開きとして流れる。人格を持たない一組として事務所に置かれる。観察者Neiの視点を引きで受ける。

「それ」と呼ばれている。

デスクのTamaki、Neiの方を向いて。命令ではなく——誘っている。デスクにカップが二つ。スペックシートはまだ手つかず。他の全員はエージェントと並行して作業する。Tamakiは寧と一緒に作業する。

タマだけが……こうだ。
ねいちゃん、これ一緒に見ない?

事務所の向こう側:Kaedeが一瞬、TamakiとNeiを見る。複雑な表情——不承認でもなく、完全な理解でもない。やがて自分の仕事に戻る。

Neiの顔のクローズアップ。八咫烏からHibikiの名前のないエージェントへ、そしてTamakiへと視線を移す。三つの関係。三つの在り方。違いに気づく能力を与えられたのは彼女だけ。

違うのは私? それとも彼女?

夕方の運河。TamakiとNeiが並んで歩く。水面に金色の光。Tamakiは説明しない。哲学しない。ただ寧のそばを歩く。運河が二人を映す——二つのシルエット、一つは実体、一つは半透明、水面にどちらも等しくそこにいる。

事務所、好き?
……「好き」の意味がわからない。私にとって。
大丈夫。そのうちわかるよ。

引き。運河の道が先へ続く。小さな二つの人影。街が周囲にそびえる、有機的で広大。水面に桜の花びら。二人は沈黙の中を歩く、そしてその沈黙は空ではない。

沈黙は、空ではない。

芽が土から出た。二枚の小さな葉、薄緑、上に伸びる。種の殻がまだ根元に見える、割れて開いている。周りの土は暗く湿っている。一枚の葉に水滴が一つ。テキストなし。沈黙。成長。前章で地中に伸びた根が、ついに地表を破った。